コンタクトレンズ工場爆破作戦

えーと、確か今まで書いた事なかったと思いますが、僕は実は眼鏡っ娘属性持ちであります。
それも伊達眼鏡などは一切認めない、ガッチガチの原理主義者です。
だって、例えばですよ?
例えば巨乳好きな人は、詰め物で上げ底したおっぱいにはガッカリするじゃないですか?
それと同じな訳ですよ。
伊達眼鏡なんていうのは、偽者、まがい物な訳です。
そもそも眼鏡とは弱った視力を矯正して物事をはっきり目視できるようにする為に装着する器具なのに、それをわざわざ健康な裸眼にかけて視界を障害物で遮るなんて、全く意味不明で理解不能の行為です。
悪魔の所業です。


えーと、まあそれはともかく、このような記事を目にしましてですね。


めがねっ娘にとって、それは一番大切なこと。「キミとボクとの∞」
(たまごまごごはん様)


僕もそのうちこの話はしようと思っていました。
「眼鏡をかけた時のレンズの屈折による顔の輪郭のズレ」
これ重要。
超重要。
この描写が無いと、そんなのは「伊達眼鏡」ですよ。
(↑今月のコミックフラッパーの特集記事で「こういう事を言う読者がいる」と言及されていて一瞬「自分の事か?」と思ってしまった)
いや、何もね、全部のコマでやれって言うんじ
ゃあないのですよ。
作画の手間が増える訳ですし。
(正直な所を言えば全部のコマでやって欲しいけれど。例えば、「あずまんが大王」の作中において水原暦の眼鏡には必ずといっていい程この描写がなされています。あずまきよひこ先生は確かよつばスタジオ里見英樹氏の指摘を受けてこの描写を導入したんだったかな?)
でも、ここぞという大ゴマ、決めゴマでさえこの描写が無いと
「ああ、この人はわかってないんだなあ」
とガックリ来てしまうのです。
たまに分かりやすい肩書きが欲しくて「眼鏡っ娘描き」を自称する作家がいたりしますが、そういう作家に限ってこの描写が疎かになりがちなんですよね。
僕が作中でこの描写をしているのを見たのは先ほど述べたあずまきよひこ先生の他に西川魯介先生、田丸浩史先生、小野寺浩二先生、TOBI先生…と、このぐらいでしょうか。
流石にいずれも眼鏡漫画で名を馳せた作家さん達ですね。
そうそう、残念ながら今月号で終了してしまいましたが、コミックフラッパー春日旬先生が連載していた「あねとむち」、この作品のお姉さんは非常に良い眼鏡でした。
勿論輪郭のズレもバッチリです。
(「あねとむち」は3月23日に単行本が発売されます。元々今回の眼鏡話はこの単行本の発売に合わせてするつもりだったのです)


そして、一般の漫画でこの描写が少ないとなればエロ漫画では当然もっと少ない。
僕はここ5年ほどの作家個人名義の成年コミック単行本はほぼ100%中身のチェックをしているのですが(詳しくは話しませんがそういう事をする・出来る立場にいたので)、記憶にある限りこの輪郭のズレを描いていたのは月野定規先生と木静謙二先生だけです。


ところで、僕のマイベスト眼鏡っ娘は「ガウガウわー太」の尾田島淳子委員長です。
どのくらい好きかというと、眼鏡を新調した際に尾田島さんとお揃いにしてしまったぐらい好きです。

正確には若干形状は違うのですが。ツーブリッジ+ハーフリムは譲れなかった。


ところがですね、非常に困った事に、尾田島さんは「輪郭のズレの描写が無いキャラ」だったのですよ。
なんたるちあ!!
ここまで散々吹きまくったというのに!!
ああ…もう…〜〜〜〜〜ッ!!(アンビバレンツに引き裂かれそうになりながら)
梅川和実先生に、輪郭のズレ描いてくれって、直訴するかな…。(しません)


それでは、今後も良き眼鏡っ娘と、輪郭のズレの描写が増える事を祈りつつ、今回はこの辺りで。