東山翔 「Japanese Preteen Suite」

東山翔 「Japanese Preteen Suite」 茜新社 952円+税

絵:○+ 話:○+ 抜:◎ 消:トーン 総合:◎


前後編物含む読切7話収録。
全て同一の世界観で描かれていて、それぞれのエピソードに登場する少女達は皆友達同士、という設定。
女性キャラは全てローティーン(「小5」との表記アリ)。
絡む相手の男性は同級生〜年上のお兄さんといった感じ。
一番年長でも担任の教師(若い)で、醜いオッサンなどは出まへん。


「The Three Question Marks」
少女と男3人の4Pモノ。前後+口の3穴同時挿入等。


「Leucocyte」
生徒と教師(従兄らしい)。初めてのH+2回目のH。


「Addiction」
オナニー大好きの変態少女が同級生と。フェラ口内発から更に中出し3発。


Pooka
兄妹物。妹が兄を騙して肉体関係に持ち込む。


「Film」
友達のお兄さん(幼馴染でもある)と。パンツのアナル部分だけ穴を開けて挿入。


「The Garden of Earthly Delights」(前後編)
周囲の友達がどんどんHしている事に悩んだ少女が…。これまでのキャラ総登場。


どのエピソードも和姦オンリー。
少女達は好きな相手と気持ちいい事をするのに抵抗が無い。
7話収録ながら220ページ超と1話辺りのページ数が多いので、絡みのシーンもじっくりと、
そして濃密に描かれている。
初期の頃のこの作家は(主にストーリー面において)作品の端々に作者のセンスが顔を出して、
それがともすれば「エロ漫画」としてはノイズになってしまっている部分もあった。
(下卑た言い方をすると、「スカした感じが鼻についた」)
まだ若干そのケは残っているが、今作はそんなのがどうでもよくなる程
エロ描写がグレードアップしていると言える。
薄い胸、脂肪の付いていない細い肢体、毛も生えていない未発達の性器、とどう見ても「少女」でしかない存在が
進んで快楽を求め、体から精液を滴らせるという、そのギャップに脳の処理が追いつかずにクラクラしてくる。
ロリ物としては既に2010年の本命たりえる完成度ではないだろうか。


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えー、いつまでもブログのトップが「あけましておめでとう」ではアレなので何とか今年最初のエロ漫画レビューをやってみました。
なんか規制に巻き込まれて新刊評価スレに書き込めなかったので、「新刊スレに投下したレビューの保管庫」というこのブログの性格上モチベーションが下がっていた、という事情もあったのですが。
まあ今年もこんなペースです。


で、今回は東山翔先生の新刊ですよ。
正式発売日より一週間近く早売りってかなり出鱈目ですが。
連休はさむとその分前倒しになるので、極稀にこういう事が起こるんですよね。
そういえば東山翔先生は前作「Gift」の時もスゲー早く店頭に並んだんだった。
とらのあなで購入したのですが特典(12ページの小冊子)の中身が充実し過ぎで笑った。


来週はまた死ぬ程エロ漫画の新刊が発売されますが、何を(そして、どの店で)購入したものかなあ…。