クウガゴウラムって「ぶるういんぱるすっ」のポーズだよな

仮面ライダーディケイド」、個人的には今のところ非常に面白いです。
全30話だそうですが、それで平成ライダー九人分の世界を回らなければならないという事は、一つの世界には2話か3話しか割く事が出来ない訳で、それがスピーディーな展開に繋がっているのだと思います。
逆にあまりにもスピーディー過ぎて食い足りない、という意見もあると思いますが、僕はこのぐらい凝縮されている方が好みなのです。


ただ、ディケイドの面白さはこれまでの10年分の蓄積があるからこその反則技みたいなもので、他の平成ライダー作品と同列にして語るのは難しいかなあ、とは思います。
また、個々の作品にはそれぞれコアなファンの人達が存在していて、そういう人達がディケイドの劇中においてのあまりの改変ぶりに「こんなの○○じゃねえ!!」とヒートするのも分からなくもありません。
その点僕は一応平成ライダーはずっと見てきたものの、それほど入れ込まずにテキトーに見ていたので今回も何も考えずに楽しめているのでしょう。
結局は、ディケイドはそういう風に「スーパーライダー大戦」だと割り切って楽しむ作品なのだと思います。
そういう観点でいえば、今週のディケイドが変身したキバ対ナイトのコウモリ対決、またディケイドが変身したクウガとキバが戦った時(ややこしいな)のドッガに対してタイタン、バッシャーに対してペガサス、ガルルに対してドラゴン…と次々に相手の特性に対応したフォームにチェンジしての戦い方など、演出が非常に「分かっている」と思います。


デザインを初めて見た時に「だっせぇwww」と思ったディケイドも、大分見慣れてカッコイイと思えるようになってきました。
(これも平成ライダーでは毎度の事ですが)
例のカードてんこ盛りフォームもきっと動いている所を見れば「まあこれもアリかな」と思えるようになるでしょう。